アレクサンドル・デュマ 『モンテ・クリスト伯』

4.0
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邦題『巌窟王』としても知られる、アレクサンドル・デュマ(所謂大デュマ)の代表作品。

姦計により投獄されたエドモン・ダンテスが、20数年ののち脱獄に成功し、自分を陥れた人間に対し復讐していく物語。長編ではあるがプロットがわかりやすく、痛快であるため非常に読みやすいのが特徴である。

この作品の主題とも言えるメッセージを、本作の最後の言葉から伺うことができる。

「待て。しかして希望せよ。」

生きる上での忍耐と希望の大切さがこの作品のテーマだと言えよう。本作は、読む者に勇気を与えてくれ、充実した生を送るために忘れてはならないハートを教えてくれる作品である。

私はこうした作品も好きである。ダンテス程の苦難は未だないが、やっぱり苦悩もするし、悔しい思いもするし、絶望もする。正義感だってある。そんな時に思い出しては自分を奮い立たせるてくれるのが、本作のエドモン・ダンテスである。

また以前記事にした『スカラムーシュ』のアンドレ・ルイ・モローや、『失楽園』のルシファー(サタン)の反骨精神なども、そうした生きる上での滋養となった作品の一部である。

偉そうなことを書いたが、普通に冒険小説としても申し分ない傑作である。

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